続々 東京百景

東京23区のちょっとしたシーンをご紹介します。(「東京百景」「続 東京百景」に続く小品集です)

#030 丸子橋、日が傾く(2017.01.01)

元日のドライブで、環七通り、中原街道と走る。

中原街道の南西に向けて蛇行する区間では、時に西日の直射が強烈で、一面ご来光の如し。

多摩川を越える丸子橋の手前に来て、その光は橋を煌々と照らしつつも、ようやく穏やかな感じになった。

赤信号で停まっている間に撮ったワンショット。一月一日の陽光は、やはり特別な印象を受ける。

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#029 丸の内仲通りの電飾(2016.12.24)

冬の風物詩、イルミネーション。

丸の内仲通りでは、「丸の内イルミネーション2016」との題で、街路樹に電飾がめぐらされ、煌めく。

通りには多くの人が繰り出しているが、これら木々に灯る単色の光のせいか、辺りは落ち着いた感じに見える。不思議と気持ちも和む。

この先の行幸通りでは、何とも不可思議な演出が展開され、その落ち着かない感じと言ったら、なかった。

イルミネーションイベントは、シンプルかつ密やかでありたい・・・雑踏の中、そう思った。

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#028 浄真寺の紅葉(2016.12.11)

戸越銀座から池上線、大井町線を乗り継いで、九品仏へ。

駅名の由来となった「九品佛」のある浄真寺を訪ねた。

紅葉の名所であることを知ったのはごく最近。12月も中盤に入り、見頃は過ぎたかに思えたが、まだまだ燃えるような赤が見られ、総じて鮮やかだった。

晴れてはいても肌寒い午後。一部が丸まった葉を見れば、寒さが余計に身に染みる。

それでもつい長居してしまう・・・それが紅葉観賞というものなのだろう。

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#027 新生・戸越銀座駅(2016.12.11)

都営浅草線の戸越駅から、歩いて東急池上線戸越銀座駅へ。

木になるリニューアル」というのが気になって、そのリニューアル初日に訪れた。

この日は晴れていたが、気温は低く、その木材(多摩産材)を組んだホーム屋根も引き締まって見えた。

当初予定では、今夏にリニューアル完成とのことだったが、冬場に竣工という形で逆によかったと思う。

木造駅舎と呼ばれるものは全国に多々ある。だが、同じ木造でも、こうした造形、デザインの駅はまずない。

「木たくなる駅」というキャッチフレーズもよさそうだ。

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#026 専大通りの黄葉(2016.12.06)

北風が強く吹く中、専大通りに出る。

堀留橋の近くにあるイチョウは、まだまだ黄色い葉をまといながらも、その強風ゆえ、枝から離れた葉で埋もれんばかり。

路上には、絨毯のように黄葉が重なり、踏むと弾力を感じた。

ひとひらであれば、風で楽に飛ぶ。重なり合うことで、その軽さは消え、重みを増す。

その黄の絨毯は、風でも動じない。しばらく眺めてから、橋を渡った。風は依然として強かった。

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