#037 上野駅13.5番線(2017.02.26)
上野駅の地上ホーム13番線と14番線の間に、新たなホームと通路ができる。
工事が進められているのは承知していたが、気が付くとほぼ出来上がっていて、実に整然とした印象。
通路はひたすら真っ直ぐで、どこまでも続いていくように見える。
この直線空間、両番線の中間にあるので、「13.5番線ホーム」と呼ぶそうだ。
5月にデビューするクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」は、左の13番線に入るが、お客が乗り込むのは、13.5番線。入口には専用のゲートが設けられることになっている。
この構図で撮れるのは、ゲートができる前までか。
2月27日は、札幌発の最後のカシオペアが13番線に入ってくる。
「カシオペアと13.5番線」・・・そんな題の写真も多く撮られることだろう。
#036 梅ヶ丘駅、午後五時(2017.02.04)
梅屋敷の次は、梅ヶ丘。
羽根木公園で、白加賀などの白梅、紅千鳥などの紅梅を観る。
日は伸びたが、午後五時が近づけば辺りは暮色。夕日を受ける梅もなかなかだった。
列車を待つ間、ホームには日没前の光が射し込む。
しばらく眩しかったが、五時台最初の新宿行きが入ってくる頃には、その光は幾分収まった。
淡い光を背にした列車は、その車体特有の色合いを表出・・・静かな寒色、そんな印象を受けた。
「各停」を表示する背景色の青も鮮やかだった。これも光の加減かも知れない。
#034 まさかの急な坂(2017.02.03)
自転車に乗る機会が増え、この日は新宿へ。都電荒川線に沿うように南下することにした。
都電雑司ヶ谷から鬼子母神前までは、工事中ながらも線路沿いに道がある。さらに直進すると、目白通り(千登世橋上)に出た。
都電や明治通りを見下ろしてみると、橋が意外に高いことがわかる。
同時に、橋の上から明治通りを結ぶショートカットが階段しかない、つまり自転車ではすぐにアクセスできないことを知る。
少し東に行くと、南に抜ける道があった。が、その先で驚くべき光景に出くわす。
これまでに経験したことのないような急坂・・・自転車に乗ったままではまず下れない坂がそこにはあった。
坂上から見たその傾斜は、難度の高いゲレンデの如し。自転車を降り、蛇行するように下った。
あとで調べたら、23区内屈指の急勾配だった。
坂の名は「のぞき坂」という。自転車だから来れた場所だが、自転車では通れない難所だった。
#032 車窓越しのレインボーブリッジ(2017.01.21)
お台場にある某温泉施設で過ごし、帰りは品川駅行きのシャトルバスに乗る。
バスは、当然のようにレインボーブリッジを経由。低い太陽が照らす東京港を眺めることができた。
都バス以外のバスでこの橋を通るのはおそらく初めて。
その大きな窓からの眺望はなかなかのもの・・・西側のループを下る途中では、橋の全景をしっかり捉えることができた。
窓越しながら、上々の一枚。都バスではこうはいかない。
#031 新宿区メインの飯田橋交差点(2017.01.13)
昼休み、自転車で飯田橋へ向かう。
南北に目白通り、東西に外堀通りが交差する飯田橋交差点は、大久保通りの分岐も加わり、堂々の五差路。
自転車の横断は可能だが、易々とは行かないのは五差路ゆえの理。信号待ちの間にカメラを向けたところ、通りの名称が歩道橋に付されていることに気付く。
そして所在地の表記は、新宿区下宮比町。その大きな歩道橋は、大部分が新宿区内に入っているので、表記も一応合ってはいるが、階段部分など一部は他の区にかかる。
奥の高速道路は文京区、交差点を右へ進む車の流れの先は千代田区。新宿区が大半を占めるが、一枚の写真に三つの区が収まる。
三区以上の境界にある交差点は他にもあるはず。自転車の機動力を活かして、訪ねてみようと思った。
#029 丸の内仲通りの電飾(2016.12.24)
冬の風物詩、イルミネーション。
丸の内仲通りでは、「丸の内イルミネーション2016」との題で、街路樹に電飾がめぐらされ、煌めく。
通りには多くの人が繰り出しているが、これら木々に灯る単色の光のせいか、辺りは落ち着いた感じに見える。不思議と気持ちも和む。
この先の行幸通りでは、何とも不可思議な演出が展開され、その落ち着かない感じと言ったら、なかった。
イルミネーションイベントは、シンプルかつ密やかでありたい・・・雑踏の中、そう思った。