続々 東京百景

東京23区のちょっとしたシーンをご紹介します。(「東京百景」「続 東京百景」に続く小品集です)

#020 上空から見た荒川河口部(2016.09.04)

ひと月ほど前に計画した北海道1泊2日の旅。現地での時間を多くとるべく、今回は飛行機を使った。

羽田の滑走路から機体が離れたのは11:18で、その2分後には江東区江戸川区の境、つまり荒川の河口部を通過。

雲は多めだが、眼下の大半は遮るものがなく、夢の島公園京葉線もよく見えた。

河口部の右に見える受け皿のような形状の砂洲は、「西なぎさ」と「東なぎさ」。その後方に広がる緑は、葛西臨海公園だ。

そこに見えるものがわかるとついつい見入ってしまうもの。この後、ディズニーリゾートや江戸川河口部も確認、撮影した。

離着陸時のデジカメ使用制限がなくなったのは大きい。おかげで、空の旅の楽しみが増えた。

f:id:ekimei:20160904112032j:plain

#019 銀座六丁目・並木通り(2016.09.03)

銀座一丁目から八丁目まで直線で約1kmあるという並木通り。

新橋に向けて歩いていると、広く空いた土地に、高さのあるクレーンが屹立しているのを見つけ、思わず立ち止まる。

建て替え工事の現場では、周りの建物の裏側が露呈し、見苦しく感じることが多い。

銀座だとそうした裏側にも雰囲気があり、懐かしささえ感じてしまうから不思議だ。

新しい建物が姿を見せ始めると、こうした光景は見ることができなくなる。また足を運んでみようと思う。

f:id:ekimei:20160903155044j:plain

(参考)

www.asahi.com

#018 白金台とその先の空(2016.08.20)

午前中と夕方近くの豪雨の合間、日中は夏らしい青空が広がった。

その晴れの時間帯、目黒駅とその周辺を散策。

駅北側の上大崎新橋から、東の方向、白金台に目を向ける。自然教育園などの緑とその先の積乱雲が絵画のように映った。

左右の樹木がフレームのようになり、余計にそう見えたのだと思う。

積乱雲はこの後、昼の暑さを振り払うように大雨を降らせた。

f:id:ekimei:20160820145415j:plain

#017 八月半ばの高い雲(2016.08.16)

赤羽駅に向かう途中に、空が大きく見渡せる場所がある。

その広い視界を占めたのは、夏特有の高さのある雲。今夏はあまり見かけなかった分、その場で釘づけになってしまった。

ひと呼吸おいてカメラを向ける。

撮ったのは一部の夏雲。包容力すら感じるその雲の上には、綺麗な空が広がり、思わず息を呑む。

お盆の時期は空が澄む。台風接近中とあれば、時に強い風も吹くから、なおそう思える。

台風が過ぎれば、また違った青空が広がることだろう。

f:id:ekimei:20160816082749j:plain

#016 浜田山と西永福の距離(2016.07.30)

ふと思い立って、久々に京王井の頭線に乗る。

浜田山に着いた後、乗ってきた渋谷行きの列車を眺めていると、向かう先に見える西永福駅がそう遠くないことがわかる。

ほどなく、列車は西永福に到着。隣駅までなら電車に乗る必要はなく、十分歩いて行ける。

浜田山と西永福のホームの端どうしの最短距離は600m余り。西永福と永福町も同じくらい。

駅間が密な路線は、生活感があっていいと思う。

f:id:ekimei:20160730121429j:plain

#015 秋葉原駅西口(2016.07.27)

秋葉原駅西口のペデストリアンデッキの夜。

UDXの大型ディスプレイが何を映すかによって、明るくなったり、暗くなったりする。

ディスプレイを背にして歩いていると、急に明るくなったので振り返って撮ってみたらこんな具合。

たまたまそこにいたカメラマンを撮る構図になった。

画面がこう眩しいと撮影もしにくそうだが、角度から察するに、UDXの上方を撮っているのだろう。

その構え方、さすが画になるものである。

f:id:ekimei:20160727195324j:plain

#014 かっぱ橋本通り(2016.07.11)

7月11日、再びレンタサイクルのお世話になり、夜は一念発起して浅草へ。

自転車の返却時間が迫る中、かっぱ橋本通り(西浅草三丁目界隈)までやって来ると、期せずして七夕飾りに迎えられ、その先にはその飾りと同じような色調のスカイツリー

粋で華のある光景を目にすることができた。

この「下町七夕まつり」、7月11日が最終日。思い立ったが何とやらである。

f:id:ekimei:20160711201322j:plain

#013 富坂下交差点(都道436号起点)(2016.06.10)

この日は定時に会社を出て、朝から借りていた自転車で寄り道しながら帰途につく。

小石川後楽園の外周を走り、後楽園駅などに寄り、19時過ぎに富坂下交差点に到着。

ここは、都道436号の起点にあたり、写真の方向に進むと、やがて北西に伸び、大塚駅をかすめ、上池袋交差点まで通じる。

起点付近は、このように一定の高さの建物が連なっていて、この道路が相応の役割を担っていることを感じさせる。

いつか、全区間通しで走破、または踏破してみたいと思う道の一つである。

*6月10日の雑記はこちら

f:id:ekimei:20160610190345j:plain

#012 皇居外苑を進む神幸祭祭礼行列(2016.06.10)

6月10日は、日枝神社神幸祭の祭礼行列の日。

晴れればぜひ見に行こうと考えていたところ、見事に好天。朝、レンタサイクルを借り、昼休みを早めにとって、皇居方面に向かった。

自転車の機動力を活かし、祝田橋交差点から内堀通りにかけて、行ったり来たり。

巡幸路に記された通過予定時間をそれなりに過ぎていたが、その300mに及ぶ行列をしかと見物、撮影することができた。

厳かであり華やかであり、美しくもあり楽しくもあり、そんな行列。後方には、花山車と干支山車が続き、その両方を一枚に収めようとしたのだったが・・・

これも祭りのうちである。

f:id:ekimei:20160610114525j:plain

#011 東口五差路で空を仰ぐ(2016.06.05)

久しぶりに池袋を訪れ、東口界隈を散策。

グリーン大通りを横断する途中、池袋駅方面を見ると、空はすっかり晴れ上がり、夏を思わせる眩さだった。

こんな爽やかな空と雲が見られた日、関東地方が梅雨入りとの発表があった。

この感じ、しばらく見納めになるのだろうか。

f:id:ekimei:20160605145340j:plain