#039 浅草発 新型特急(2017.03.10)
デビュー前の新型車両が、試乗を兼ねて貸切で運転されることがある。
この日は、東武の「Revaty(リバティ)」なる新しい特急用車両がお試しで走るというので、出発地に近い場所で見送ることにした。
浅草発は9:30と10:27の2回。その2回目を待った。姿を見せたのは、予定時刻の数分後だった。
浅草駅を出た列車は、徐行しながらカーブを進み、低速のまま隅田川を渡る。普通も特急も同じ。
スピード感はないが、遅い方が観察するにも撮影するにも好都合というものだ。
実物のRevatyの印象は、コンパクト、精悍、未来的。
ちょうど先頭部に陽の光があたり、より輝かしく見えた。
#037 上野駅13.5番線(2017.02.26)
上野駅の地上ホーム13番線と14番線の間に、新たなホームと通路ができる。
工事が進められているのは承知していたが、気が付くとほぼ出来上がっていて、実に整然とした印象。
通路はひたすら真っ直ぐで、どこまでも続いていくように見える。
この直線空間、両番線の中間にあるので、「13.5番線ホーム」と呼ぶそうだ。
5月にデビューするクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」は、左の13番線に入るが、お客が乗り込むのは、13.5番線。入口には専用のゲートが設けられることになっている。
この構図で撮れるのは、ゲートができる前までか。
2月27日は、札幌発の最後のカシオペアが13番線に入ってくる。
「カシオペアと13.5番線」・・・そんな題の写真も多く撮られることだろう。
#036 梅ヶ丘駅、午後五時(2017.02.04)
梅屋敷の次は、梅ヶ丘。
羽根木公園で、白加賀などの白梅、紅千鳥などの紅梅を観る。
日は伸びたが、午後五時が近づけば辺りは暮色。夕日を受ける梅もなかなかだった。
列車を待つ間、ホームには日没前の光が射し込む。
しばらく眩しかったが、五時台最初の新宿行きが入ってくる頃には、その光は幾分収まった。
淡い光を背にした列車は、その車体特有の色合いを表出・・・静かな寒色、そんな印象を受けた。
「各停」を表示する背景色の青も鮮やかだった。これも光の加減かも知れない。