続々 東京百景

東京23区のちょっとしたシーンをご紹介します。(「東京百景」「続 東京百景」に続く小品集です)

#084 柴又帝釈天(2018.02.03)

土曜の節分。せっかくなので、午後に行われる豆撒式などに出かける。

これまで節分会では訪ねたことのなかった寺社にしようと思い立ち、柴又帝釈天に向かった。

開会は14時から。境内には10分前に入った。

すでに大勢の人達で賑わっていたが、どこか張り詰めた雰囲気があった。

空模様や気温のせいかも知れない。写真からもその空気を感じる。

豆撒式では、「神猿」と鬼との間で問答が交わされる場面があり、問答の末、鬼が退散した後に、福豆が撒かれる。掛け声は終始、「福は内」だった。

時間は10分程。短時間ではあったが、これぞ節分という厳かな印象を受ける式だった。

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